マニュアル

2.エラー検知時の処理継続

Job Arrangerでは、通信エラー等でJob Arranger自体がエラーを検知した場合でも処理を継続することが可能です。
通常、ジョブアイコンはエラーを検知するとエラー停止(アイコン停止)しますが、設定ダイアログで「処理継続」をチェック(ON)にした場合はエラー停止せず、続けて次のアイコンを実行することが可能です。
なお、ジョブアイコンのエラー有無はジョブコントローラ変数によりチェック可能です。
これにより、VIPを使用しなくてもクラスター構成のDB1号機または、2号機のどちらかでAgent処理をする事が可能になります。(ここでのDB1、2号機はJob Agentでジョブが動くクラスター構成の業務DBサーバを意図しています)

DB1号機でエラー(JOBのエラーではなくシステム障害によるエラー)が発生した場合DB2号機で処理する方式です。
実際の処理で使用する場合は、JOBのエラー等も考慮する必要があります。
以下図ではDB1、2号機をそれぞれJobServer、TestServerの名前でZabbixのホスト登録をしています。 エラー検知時の処理継続例

JOB-DB1

JOB-DB1DB1号機で、処理を実行します。
この際、処理継続をONにします。これによりAgentとの通信でエラーが発生してもジョブネットが停止することはありません。
実際の設定では、Zabbixホストが無効になっている可能性がありますので、強制実行もONにしてください。
Agentとの処理結果は、ICON_STATUSに格納されます。

 

IF-1

IF-1DB1号機の処理結果:ICON_STATUSを判定します。
実際には、JOBの処理結果の判定を追加するなど複雑な判定が必要になる場合があります。

 

JOB-DB2

JOB-DB2DB2号機で、処理を実行します。
この際、処理継続をONにします。これによりAgentとの通信でエラーが発生してもジョブネットが停止することはありません。
実際の設定では、Zabbixホストが無効になっている可能性がありますので、強制実行もONにしてください。
Agentとの処理結果は、ICON_STATUSに格納されます。

 

END-1

END-1この例では、最終結果としてICON_STATUSを返すようにしています。


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