エラー検知時の処理継続
Job Arrangerでは、通信エラー等で、Job Arranger自体がエラーを検知した場合でも処理を継続することが可能です。
通常、ジョブアイコンはエラーを検知するとエラー停止(アイコン停止)しますが、設定ダイアログで「処理継続」をチェック(ON)にした場合はエラー停止せず、続けて次のアイコンを実行することが可能です。
なお、ジョブアイコンのエラー有無はジョブコントローラ変数によりチェック可能です。
これにより、VIPを使用しなくてもクラスター構成の1号機または、2号機のどちらかで処理をする事が可能になります。
例
非常に簡単な例として、DB1号機でエラー(JOBのエラーではありません)が発生した場合DB2号機で処理する方式です。
実際の処理で使用する場合は、JOBのエラー等も考慮する必要があります。
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JOB-DB1
DB1号機で、処理を実行します。
この際、処理継続をONにします。これによりAgentとの通信でエラーが発生してもJobNetが停止することはありません。
実際の設定では、Zabbix Agentも停止している可能性がありますので、強制実行もONにしてください。
Agentとの処理結果は、ICON_STATUSに格納されます。
IF-1
JOB-DB2
DB2号機で、処理を実行します。
この際、処理継続をONにします。これによりAgentとの通信でエラーが発生してもJobNetが停止することはありません。
実際の設定では、Zabbix Agentも停止している可能性がありますので、強制実行もONにしてください。
Agentとの処理結果は、ICON_STATUSに格納されます。
END-1
DB2号機で、処理を実行します。
この際、処理継続をONにします。これによりAgentとの通信でエラーが発生してもJobNetが停止することはありません。
実際の設定では、Zabbix Agentも停止している可能性がありますので、強制実行もONにしてください。
Agentとの処理結果は、ICON_STATUSに格納されます。