マニュアル

2.jobarg_getコマンド

ジョブネットのステータスを取得できる機能を実現するコマンドは「jobarg_get」です。
Job Arrangerのインストール時にはJob Serverの「/usr/local/bin」配下に配置されます。
Job Server以外で利用したい場合はコマンドを目的のノードに移動させてから利用してください。
(本コマンドはLinux版Job Arrangerのrpmパッケージに含まれています。)

コマンドインターフェース

  jobarg_get [-hV] -z <hostname or IP> [-p <port>] -U <username> -P <password> -r <registry number>[-e]

オプション一覧

オプション名 説明
-z <hostname or IP> Job ServerのIPアドレスかホスト名を指定
-p <port> Job Serverのポート番号を指定
省略可能
デフォルトのポート番号は10061
-U <username> ジョブネットを起動するユーザ名を指定
-P <password> ユーザのパスワードを指定
-r <registry number> ステータスを確認したいジョブネットの管理IDを指定
この値は、jobarg_execの実行結果に出力
-e 取得したジョブネット情報の各値をexportコマンドによる環境変数形式で出力
このオプションにより出力された内容をファイルに出力し、sourceコマンドにより展開することで、
他のシェルやアプリケーションでジョブネット情報を利用することが可能
※変数名については下記表「出力内容」の変数名カラムをご参照ください。
-h コマンドヘルプ
-V バージョン情報

出力内容

項目名 変数名 *1 説明
Jobnetid JA_JOBNETID ジョブネットID
jobnetname JA_JOBNETNAME ジョブネット名
Time of a schedule JA_SCHEDULEDTIME 実行予定時刻(スケジュール起動時刻)(YYYYMMDDHHMM)
Time of a start JA_STARTTIME 実行起動時刻(YYYYMMDDHHMMSS)
Time of a end JA_ENDTIME 実行終了時刻(YYYYMMDDHHMMSS)
The run type of a jobnet JA_JOBNETRUNTYPE ジョブネットの実行タイプ
 NORMAL :通常(スケジュール起動)
 IMMEDIATE :即時実行
 WAIT :保留実行
 TIME :時刻実行
Status of a jobnet JA_JOBNETSTATUS ジョブネットの稼働状態
 BEGIN :未実行
 READY :実行準備
 RUN :実行中
 END :正常終了
 RUNERR :実行エラー
 ENDERR :異常終了
 ABORT :強制停止
Status of a job JA_JOBSTATUS ジョブの稼働状態
 NORMAL :通常
 TIMEOUT :タイムアウト発生
 ERROR :異常発生
Last job return value JA_LASTEXITCD 最後に実行されたアイコンの戻り値(終了アイコンを除く)
Last job standard output JA_LASTSTDOUT 最後に実行されたアイコンの戻り値(終了アイコンを除く)
Last job standard error JA_LASTSTDERR 最後に実行されたアイコンの標準エラーの内容(終了アイコンを除く)

*1 : "-e"オプションを指定された場合の変数名

戻り値一覧

ステータス 戻り値
ジョブネット状態
(未実行/実行待ち)
0(標準出力に取得結果を表示)
ジョブネット状態
(実行準備)
1(標準出力に取得結果を表示)
ジョブネット状態
(実行中)
2(標準出力に取得結果を表示)
ジョブネット状態
(実行中:ジョブタイムアウト発生)
21(標準出力に取得結果を表示)
ジョブネット状態
(実行中:ジョブエラー発生)
22(標準出力に取得結果を表示)
ジョブネット状態
(正常終了)
3(標準出力に取得結果を表示)
ジョブネット状態
(実行エラー)
4(標準出力に取得結果を表示)
ジョブネット状態
(異常終了)
5(標準出力に取得結果を表示)
確認失敗 255(標準エラー出力にエラー理由を表示)

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