マニュアル

8.通知設定(monitor)

jasender_monitor.shの設定

Job Arranger Monitorは、万一ジョブネットが予定通りに投入されなかったとき(ジョブネット未展開)、もしくは投入後開始予定時間になっても起動されなかったとき(ジョブネット未起動)に「jasender_monitor.sh」を実行し、Zabbixへエラー通知を行います。

本機能はオプション機能ですので、実行せずともJob Arrangerの機能に影響は有りませんが、万一に備え実行・検知の設定を推奨します。

Job Monitor通知フロー

Job Monitor通知フロー クリックで拡大

実行コマンド(jasender_monitor.sh)

「jasender_monitor.sh」は初期インストール時に/etc/jobarranger/monitor/jasender_monitor.shに配置されます。シェル内部で変数定義をしていますので、各環境に合わせて設定します。jasender_monitor.shはZabbix機能の一部である「Zabbix_sender」コマンドを使用しますので、同コマンドを事前に配置しておきます。またZabbixに通知用のItemsも作成します。

シンタックス

#./jasender_monitor.sh [メッセージ種別番号] [カレンダーID] [スケジュールID] [ジョブネットID] [ユーザ名] [起動予定時刻]

※引数はJob Monitorが自動で設定します。

Zabbixに送信されるメッセージ

[ERROR] [メッセージID] メッセージ本文(Jobnet has not~ : jobnet[ジョブネットID]  scheduled time[YYYY/MM/DD HH:MM]  calendar[カレンダーID]  schedule[スケジュールID]  user name[ユーザID])

※Job Monitor通知フロー図下部参照

jasender_monitor.sh 引数一覧

引数名 説明
メッセージ識別番号 メッセージ本文の種類を示す識別子
1 - ジョブネット未展開
2 - ジョブネット未起動
カレンダーID エラーを検知したスケジュールに登録されたカレンダーID
スケジュールID エラーを検知したスケジュールID
ジョブネットID エラーを検知したスケジュールに登録されたジョブネットID
ユーザID エラーを検知したジョブネットの作成ユーザID
起動予定時刻 エラーを検知したジョブネットの起動予定時刻(YYYY-MM-DD HH:MM:SS)

jasender_monitor.sh内の環境変数

パラメータ 説明
ZABBIX_SERVER ZabbixサーバのIPアドレスを設定
ZABBIX_PORT Zabbixサーバのポート番号を設定
ZABBIX_SENDER zabbix_senderが格納されているパスを設定
KEY Zabbix上で登録されているItemsで設定したkeyを設定
HOST Zabbix上で登録されているエージェントのホスト名を設定

※KEYとHOSTは、Zabbix側で受信するITEMとHOSTと同じにする必要があります。

Zabbix側受信Item設定

jasender_monitor.shのZabbix通知用には基本Zabbixサーバのホストにアイテムを設定します。(Zabbix登録ホストであれば任意)

Zabbix Itemsパラメータ一覧

パラメータ 説明
名前 任意の名前を設定
タイプ 「Zabbixトラッパー」を設定
キー jasender_monitor.sh内のKEYと同一
データ型 「テキスト」を設定

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