Job Arranger Server機能
下記は、最新版の機能紹介になります。
古いVersionでは、サポートされてない機能、異なる方式で実装されているものがあります。
スケジューリング、管理
Job Arrangerは、カレンダー、スケジュール、JobNetの定義情報と、実行管理上を別々に管理しています。
Job Arranger Serverは、有効になっているカレンダー、スケジュールを参照して、JobNetを起動する「予定ジョブネット事前展開開始時間」前から、JobNetを実行管理するTableへ読み込みを行います。
実行管理Tableに読み込んだ情報は、実行開始ができるように情報を付加して、実行時間まで待機します。
実行開始時間になると、準備状態から実行状態に遷移し、START Iconから実行を開始します。
その後、作成されたJobNetのFlowに沿って、各Iconを順次起動していきます。
全ての処理が終了するとJobNetは、終了状態に遷移し処理が終了となります。
JobNetが処理中にエラーを検知して停止すると、実行中+エラーとなり、実行中のまま停止します。
Agentless管理
Job Arranger Serverは、Agentless Iconの処理を実行・管理する機能です。
Job ArrangerのAgentless機能は、一般的なAgentless機能のように1回の処理で、モート接続セッションをCloseするモードと、処理を終了してもリモート接続セッションを維持するモードの2種類をサポートしています。
このリモート接続セッション維持の機能は、複数のServerへ処理を繰り返し実行する場合、接続先の機能で処理できない物を、サーバ側で処理して再度、接続先で処理する場合などに役立ちます。
ハングアップ監視
Job Arranger Serverは、各プロセスが正常に動作している事を監視する機能です。
ハングアップ監視機能は、定期的に各プロセスが動作している事を監視し、ハングアップ状態と判断すると該当プロセスを強制停止し、再起動します。
この機能により、I/O処理等で、止まった状態になったプロセスを正常な状態に戻します。
Status監視、同期
Job Arranger Serverは、各ICONの状態を定期的に監視し、Serverで保持しているStatusと同期する機能です。
各ICONの状態は、処理を実行しているAgent,その他から通知を受け取る仕組みになっていますが、何らかの要因(Network異常、Job Arranger Server停止等)で、通知できなかった場合に、このStatus監視、同期の機能により、各ICONの状態をJob Arranger Serverに反映させ正常な状態に戻します。
実行状況、結果記録
Job Arranger Serverは、JobNetを実行管理するTableとは、別に各JobNetの実行状況、結果記録を保存する機能です。 この機能は、各ICONのStatusを変更する時に記録します。
期限切れデータ削除
実行管理Table、実行状況、結果記録から、保存期間を過ぎたデータを削除する機能です。
保存期間を過ぎたデータを自動的に削除する事によりDatabaseの肥大化を防ぎます。
この機能は、独立しており、他の処理への影響を少なくなるようにしています。
また、一度の多量のデータ削除によりDatabaseの負荷が上がりすぎないように一定の量のデータづつ削除するようにしています。
JobNet強制停止優先
JobNetおよびJobの強制停止を通知、実行する処理です。
この機能は、独立しており他の実行処理より優先して動作します。
停止完了を一定期間内にAgent、その他からの受信を確認できない場合、JobNetおよびJobの強制停止を再通知、再実行します。
障害通知
Job Arrangerは、Job Arranger Managerのジョブネット運行状況管理画面でエラーを検知したJobNetを確認できますが、他のツール等と連携、通知エスカレーション等の機能は持っていません。
Job Arranger Serverは、ZabbixのAdd-onソフトウェアですので、障害検知時、JobNet Flow内の任意のタイミングで、Zabbixに情報を通知可能です。
Zabbixの豊富な通知管理機能であるアクション、エスカレーションを使用して、処理を行うことが出来ます。