Vesion7.2 Ver 7.2 Job Arranger Managerセットアップ Install JobArrangerManager

3.セットアップ

Job Arranger Managerセットアップ

Welcome画面

ブラウザーでJob Arranger ManagerのURLを開きます。

例:http://<server_ip_or_name>/jobarranger

Job Arranger Managerのセットアップ画面が表示されます。

welcome2.png

前提条件の確認

すべての要件が満たされていることを確認してください。

prequisite1.png

データベース接続を構成する

データベースに接続するため、詳細を入力してください。
Zabbixデータベースとジョブアレンジャーのテーブルを事前に作成する必要があります。
データベースポート番号が「0」に設定されている場合、システムは選択されたデータベースのデフォルトポートを使用します。 (初期値は「0」です。)

database_7.0_.png

例:

database1_7.0_.png

Zabbix接続を構成する

Zabbix接続用のZabbix URLを入力してください。
Job Arranger Managerから、Zabbix WebにアクセスするルートURLを入力します。
Zabbix URLでHTTPSプロトコルを使用する場合、SSL証明書は公的に信頼されたSSL証明書である必要があります。そうではない場合、Zabbix接続でのSSL検証を無効にするため、「SSL検証を無効にする」チェックボックスをオンにしてください。

zabbix2.png

例:Job Arranger Managerから、Zabbix WebにアクセスするルートURLを入力します。

zabbix1.png

ログの場所を構成する

ログの場所を入力してください。
Red HatベースのOS
-ログファイルのディレクトリが755権限&Apache所有者で作成する必要があります。
Debian and Ubuntu
-ログファイルのディレクトリが755権限&www-data所有者でする必要があります。

log2.png

例:

log1.png

/var/log/jobarranger 以下に jobmanagerディレクトリを事前に作成します。(HTTPDプロセスからアクセスできる権限を付与してください)

Red Hat based OS
drwxr-xr-x 2 apache apache 6 Nov 15 17:00 jobmanager
Debian and ubuntu
drwxr-xr-x 2 www-data www-data 6 Nov 15 17:00 jobmanager

jobarg_manager.logはJobManagerのログ出力時に日付つきで以下のように作成される。

Red Hat based OS
-rw-r--r-- 1 apache apache 9782 Nov 8 18:54 jobarg_manager-2022-11-08.log
-rw-r--r-- 1 apache apache 801 Nov 9 18:55 jobarg_manager-2022-11-09.log
-rw-r--r-- 1 apache apache 2708164 Nov 10 20:00 jobarg_manager-2022-11-10.log
Debian and ubuntu
-rw-r--r-- 1 www-data www-data 9782 Nov 8 18:54 jobarg_manager-2022-11-08.log
-rw-r--r-- 1 www-data www-data 801 Nov 9 18:55 jobarg_manager-2022-11-09.log
-rw-r--r-- 1 www-data www-data 2708164 Nov 10 20:00 jobarg_manager-2022-11-10.log

サマリー

設定のサマリーを確認してください。

sammary1.png

Job Arranger Managerセットアップ終了

インストールを終了します。Job Arranger Managerの構成ファイルが/etc/jobarranger/webフォルダの下にjam-config.phpとして作成されます。

end1.png

青くなったDoneボタンをクリックすると、次のページのJobArrangerのログイン画面に遷移します。

Zabbixログイン画面表示

Job Arranger Managerのユーザーインターフェースが完成しました。Zabbixアカウントでログインできます。

zabbix_login1.png

Job Arranger Managerの構成ファイルパラメータリスト

/etc/jobarranger/web/jam-config.php

パラメータ 説明
DATA_SOURCE_NAME Zabbix およびJob ArrangerのDatabaseタイプを設定します。
mysql –mysql,mariadbデータベースに接続します。
pgsql – postgresデータベースに接続します。
DB_HOST Zabbixデータベースのホスト名を設定します。
DB_PORT Zabbixデータベースに接続するポート番号の名前を設定します。
DB_NAME Zabbixデータベースのデータベース名を設定します。
DB_USER Zabbixデータベースに接続するユーザー名を設定します。
DB_PASS Zabbixデータベースに接続するユーザー名のパスワードを設定します。
DB_ENCRYPTION Zabbixデータベース接続に使用する TLS モードを指定します。
  • 0 – 暗号化されていない通常のデータベース接続を使用します。
  • 1 – 接続に TLS/SSL 暗号化を強制します。
DB_CA_FILE Zabbixデータベース・サーバーの証明書を TLS/SSL 暗号化の検証に使用する CA (認証局) 証明書のパスを指定します。
DB_CA_FILE 設定: CA ファイルは TLS/SSL 暗号化の検証に使用されます。
DB_CA_FILE 未設定: CA 証明書は使用されません。
DB_CERT_FILE ZabbixデータベースのTLS ハンドシェイクで使用されるクライアントの証明書ファイルへのパス。
パスセット: クライアント証明書は TLS ハンドシェイクで使用されます。
パス未設定: クライアントは証明書で自身を認証しません。
DB_KEY_FILE ZabbixデータベースのTLS ハンドシェイクで使用されるクライアントの秘密鍵ファイルへのパス。
パスセット: 秘密鍵はクライアント証明書とともに使用されます。
パス未設定: クライアント認証は完了しません。
DB_VERIFY_HOST Zabbixデータベースのホスト検証をアクティブにするために使用されます。MySQLでは無効。
DB_CIPHER_LIST ZabbixデータベースのTLS 接続で許可される暗号のリストを指定します。
リスト設定: 指定された暗号のみ使用されます。
リスト未設定: デフォルトの暗号が使用されます。
JA_DB_HOST Job Arrangerデータベースのホスト名を設定します。
JA_DB_NAME Job Arrangerデータベースのデータベース名を設定します。
JA_DB_PORT Job Arrangerデータベースに接続するポート番号の名前を設定します。
JA_DB_USER Job Arrangerデータベースに接続するユーザー名を設定します。
JA_DB_PASS Job Arrangerデータベースに接続するユーザー名のパスワードを設定します。
JA_DB_ENCRYPTION Job Arrangerデータベース接続に使用する TLS モードを指定します。
  • 0 – 暗号化されていない通常のデータベース接続を使用します。
  • 1 – 接続に TLS/SSL 暗号化を強制します。
JA_DB_CA_FILE Job Arrangerデータベース・サーバーの証明書を TLS/SSL 暗号化の検証に使用する CA (認証局) 証明書のパスを指定します。
DB_CA_FILE 設定: CA ファイルは TLS/SSL 暗号化の検証に使用されます。
DB_CA_FILE 未設定: CA 証明書は使用されません。
JA_DB_CERT_FILE Job ArrangerデータベースのTLS ハンドシェイクで使用されるクライアントの証明書ファイルへのパス。
パスセット: クライアント証明書は TLS ハンドシェイクで使用されます。
パス未設定: クライアントは証明書で自身を認証しません。
JA_DB_KEY_FILE Job ArrangerデータベースのTLS ハンドシェイクで使用されるクライアントの秘密鍵ファイルへのパス。
パスセット: 秘密鍵はクライアント証明書とともに使用されます。
パス未設定: クライアント認証は完了しません。
JA_DB_VERIFY_HOST Job Arrangerデータベースのホスト検証をアクティブにするために使用されます。MySQLでは無効。
JA_DB_CIPHER_LIST Job ArrangerデータベースのTLS 接続で許可される暗号のリストを指定します。
リスト設定: 指定された暗号のみ使用されます。
リスト未設定: デフォルトの暗号が使用されます。
ZBX_API_ROOT Job Arranger ManagerからZabbix APIへ接続するZabbix URLを設定します。
NAT環境では、PCから接続するURLとJob Arranger Managerから接続するURLが異なりますので注意が必要です。
ZBX_REDIRECT_URL リダイレクト先となるZabbixの ログインURL を設定します。
SSL_Verification HTTPSプロトコルを使用する場合、Job Arranger ManagerとZabbix API間のSSL検証を指定します。
  • 0 - 提供されたZabbix URLがHTTPSプロトコルを使用している場合、Zabbix接続のSSL検証を有効にします。
  • 1 - Zabbix接続のSSL検証を無効にします。
APPLICATION_LOG_PATH サーバーログファイルの格納先・ファイル名を設定します。
APPLICATION_LOG_LEVEL デバッグ出力レベルを設定します。
INFO – デフォルト
ERROR – エラー情報
DEBUG – デバッグ情報(多くの情報が出力されます。)
CONFIG_CREATION_PERMISSION Job Arranger Managerの構成設定画面の権限を設定します。
  • 0 – 拒否する
  • 1 – 許可する
ZBX_REDIRECT_URL Zabbix Webへ戻るときのURLを設定します。
PCから、Zabbix Webへ接続するURLを設定します。

jam-cleanupサービス

Job Arranger Managerのセットアップが完了しましたら、jam-cleanupサービスを開始してください。

systemctl enable jam-cleanup.service
systemctl start jam-cleanup.service

※jam-cleanupサービスはJob Arranger Managerのインストールで作成されるサービスで、各種オブジェクトのロック(オブジェクト編集時の排他制御用ロックデータ)で使用されずに一定期間経過したものを定期的に削除します。
オブジェクトのロックは、Job Arranger Managerの画面から手動削除も可能ですが、jam-cleanupサービスの実行により手動削除の必要が無くなります。
(詳細は操作マニュアル参照)

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Job Arranger マニュアル